大人気の絵本シリーズであるパンどろぼうを読んでいると、あの香ばしそうなパンや温かみのあるお店の雰囲気に引き込まれて、実在するモデルのパン屋はどこにあるのだろうと気になりますよね。森のパン屋そのものは架空の場所なのか、それとも高知にパン屋のおじさんのモデルや実際の取材先があるのか、知りたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ファンなら一度は訪れたい高知の聖地巡礼スポットや、パンどろぼうのコラボパン屋はどこで買えるのかという催事情報、さらに自宅でのパン作りに役立つレシピ本の魅力まで分かりやすくお届けします。気になる疑問をすっきり解消して、作品の世界をより深く楽しんでみてくださいね。
- パンどろぼうのパン屋のモデルとなった実在店舗の真相と誕生秘話
- 作中のパンやキャラクターのモチーフと店頭で買える限定メニュー
- 高知のモデル店舗へのアクセス方法と売り切れを防ぐ事前予約のコツ
- 遠方でも楽しめるコラボ企画やレシピ本および聖地巡礼ルートの全貌
パンどろぼうのモデルのパン屋はどこ?高知の店舗を紹介
絵本を開くたびにワクワクするパン屋さんの風景ですが、実はしっかりとした現実のルーツが存在します。ここでは、作者の柴田ケイコさんが着想を得た高知の実在ベーカリーの正体や、パン屋のおじさんの誕生背景、そしてお店で実際に並ぶ魅力的なパンたちについて詳しく紐解いていきますね。
パンどろぼうのパン屋は実在?高知の取材先チムニィ
絵本に登場する「せかいいちおいしい もりのパンや」そのものは、作者である柴田ケイコさんの豊かなイマジネーションから生まれたファンタジーの世界です。けれど、作中の厨房の空気感や道具の配置、そして並べられたパンたちの温もりには、確固たる取材協力先のモデル店舗が存在します。そのお店こそが、高知県香美市土佐山田町にある「chimney(ちむにぃ)」なんですよ。
chimneyはのどかな田園風景の中に佇む平屋の一軒家を改装したベーカリーで、黒を基調としたシックな外壁の屋根には可愛らしい煙突がちょこんと据えられています。店名の「chimney」は英語で煙突を意味していて、映画『メリー・ポピンズ』の名曲「チム・チム・チェリー」が大好きな奥様の賀代さんのアイデアから名付けられました。パン職人であるご主人の宮本典洋さんがパンを丹念に焼き上げ、賀代さんが笑顔で接客を担当するアットホームなお店です。
柴田ケイコさんとお店の出会いは、絵本が出版される10年以上も前に遡ります。chimneyのショップカードのイラストを柴田さんが手掛けたり、柴田さんの個展でchimneyのパンを販売したりと、長年深い親交を温めてこられました。そんな中、柴田さんから「パン屋さんの絵本を描きたいから、厨房を取材させてほしい」と相談があったことが、パンどろぼう誕生の大きなきっかけとなったそうです。厨房のオーブンや成形台、道具類の質感などは、まさにこのchimneyの息づかいがそのまま投影されていると言えますね。
店内のインテリアは昭和初期の古道具やアンティークが自然に調和していて、足を踏み入れるだけでホッとする優しい空気に満ちています。柴田ケイコさんの原画やサイン、キャラクターのぬいぐるみも飾られており、作品の原点を感じられる素敵な空間ですよ。
パンどろぼうのパン屋のおじさんにモデルはいる?
パンどろぼうをやさしく包み込み、時には鋭い眼差しで見つめる「パン屋のおじさん」。あの印象的なモミアゲとコッペパンのような髪型を見ると、「実際の店主さんがモデルなのかな?」と気になりますよね。ここ、ファンなら誰もが想像を膨らませるポイントだと思います。
結論から言うと、パン屋のおじさんはchimneyの店主である宮本典洋さんの似顔絵というわけではありません。作者の柴田ケイコさんが「パンを心から愛している職人さん」というイメージを膨らませる中で、「もしも髪型そのものがパンだったら面白いかも!」というユーモアあふれる着想から生み出された完全オリジナルのキャラクターなんです。
ただし、毎朝早くからパン生地と向き合い、地域の人々に喜ばれるパンを実直に焼き続ける宮本さんの真摯な姿勢は、間違いなくパン屋のおじさんの温かい人柄に重なっています。姿かたちそのものではなく、パン作りに注ぐ情熱や優しさという内面的なエッセンスが、キャラクターの大きな魅力として息づいているのかもしれませんね。
ぼうしパンや動物パンなど作中に登場する実在メニュー
chimneyの店頭には、子どもからお年寄りまで誰もが笑顔になれるソフト系のパンや愛らしい動物パンがずらりと並んでいます。高知県ではふんわりと柔らかい食感のパンが広く愛される傾向にあり、chimneyのパンもその優しい口当たりを大切に焼き上げられています。そして何より、絵本に登場するパンとそっくりなメニューを実際に味わうことができるんですよ。
| 商品名 | 特徴 | 絵本とのリンク |
|---|---|---|
| ぼうしパン(リボン付き) | 丸いパン生地にカステラ生地のつばをかぶせて焼く高知名物。アイシングのリボンがあしらわれています。 | 第2作『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』の作中にそのままの姿で登場します。 |
| しろくまくんパン | ふんわり生地の中にクリームが詰まった白くま型のパン。チョコペンで描かれた表情がとってもキュートです。 | 柴田ケイコさんの代表作『おいしそうなしろくま』を彷彿とさせる人気作です。 |
| カメロンパン | メロンパンの格子模様をカメの甲羅に見立てた動物パン。サクサクのクッキー生地ともっちり生地が絶妙です。 | 絵本の背景や陳列棚に描かれているユニークな造形パンのモチーフになっています。 |
| ブーブーコロッケパン | 豚の形を模した可愛らしいお惣菜パン。中にはホクホクのコロッケがサンドされています。 | 絵本の厨房シーンに見られる遊び心あふれるパン作りの世界観を体現しています。 |
| chimney クリームパン | 高知県南国市の山崎農園で採れた新鮮な卵を使用した自家製カスタードがたっぷり入った創業以来の看板商品。 | お店の基本となる伝統の味で、訪れたファンの多くが手に取る逸品です。 |
| Chimney 食パン | 小麦本来の自然な甘みともっちり感が際立つ定番ブレッド。トーストしても抜群のおいしさです。 | パンどろぼうがすっぽりと被りたくなるような、理想的な四角いフォルムを誇ります。 |
特にアイシングのリボンが付いた「ぼうしパン」は、絵本を読んだ子どもたちが店頭で見つけた瞬間に目を輝かせる大人気商品です。外側のカステラ生地のカリッとした甘さと、中のふんわり生地のバランスが絶妙で、見た目だけでなく味のクオリティも折り紙付きですよ。
チムニィの店舗情報と売り切れを防ぐ予約方法
chimneyを訪れる計画を立てるなら、事前に営業時間やアクセス方法をしっかり把握しておくことが大切です。特に週末や連休は県内外から多くのファンが訪れるため、午前中のうちに人気商品が完売してしまうことも珍しくありません。
chimney(ちむにィ) 店舗基本情報
- 所在地:高知県香美市土佐山田町神通寺346-2
- 電話番号:0887-52-2628
- 営業時間:平日 10:00〜18:00 / 土日 9:00〜18:00(※パンがなくなり次第終了)
- 定休日:水曜日・木曜日(※臨時休業あり)
- 設備:イートインスペースあり、駐車場あり(店舗南側に約4〜6台)
公共交通機関を利用する場合、最寄りのJR土讃線「土佐山田駅」から車で約5〜10分ほどかかります。高知自動車道「南国IC」からは車で約30分、高知市中心部からは車で約35〜40分の距離です。周囲はのどかな田園エリアなので、基本的にはレンタカーや自家用車での移動をおすすめします。
せっかく足を運んだのに目当てのパンが売り切れていた、という事態を避けるために、電話による事前予約を活用しましょう。chimneyでは、営業時間中にお電話をすればパンの取り置き対応を行ってくれます。お目当てのパンがある場合は、来店日時が決まり次第、余裕を持って問い合わせておくのが確実ですよ。なお、臨時休業や焼き上がり状況は公式SNSや店頭情報で随時確認してくださいね。
高知でパンどろぼうの聖地巡礼を楽しむおすすめルート
せっかく高知を訪れるのであれば、chimneyだけでなく柴田ケイコさんのアートや高知独自のパン文化に触れられるスポットをあわせて巡ってみませんか。ドライブを兼ねて効率よく回れる王道の聖地巡礼ルートをピックアップしました。
| 立ち寄りスポット | 所在地 | 見どころ・特徴 |
|---|---|---|
| おまち多目的広場 | 高知県高知市帯屋町(ひろめ市場近隣) | 柴田ケイコさんがデザインした「ぼうしパンファミリー」の立体モニュメントが並ぶフォトスポットです。 |
| 永野旭堂本店 リンベル | 高知県高知市永国寺町1-43 | 昭和30年頃に偶然のミスから誕生した「元祖ぼうしパン」発祥のお店。高知のパン史を実食できます。 |
| chimney(ちむにィ) | 高知県香美市土佐山田町神通寺346-2 | 物語の原点となったモデル店舗。リボン付きぼうしパンの購入や柴田さんのサイン展示を楽しめます。 |
| 高知県立のいち動物公園 | 高知県香南市野市町大谷738 | 園内通路に柴田ケイコさんの巨大壁画があり、どうぶつ科学館の図書コーナーでも絵本を楽しめます。 |
| 龍河温泉 | 高知県香美市土佐山田町佐古藪430-1 | chimneyから車で約15分。地下1,200mから湧き出る天然温泉で、パン巡りの疲れを癒すのに最適です。 |
朝一番に高知市街地を出発し、まずはおまち多目的広場で可愛いモニュメントと記念撮影をして、リンベルで元祖ぼうしパンをゲット。そこから東へ車を走らせてchimneyへ向かい、焼きたてパンを受け取ったら、のいち動物公園で広大な自然とアートに親しむという流れがとてもスムーズです。最後は龍河温泉でゆったりお湯に浸かれば、大人も子どもも大満足の一日になりますよ。
パンどろぼうのモデルとなったパン屋はどこか聖地巡礼ガイド
高知への旅行はすぐには難しいという方でも、パンどろぼうの美味しい世界を体験する方法はたくさん用意されています。ここからは、都市部で開催されるコラボイベントや自宅でできるパン作り、全国巡回の展覧会や注目のアニメ情報まで、幅広くご紹介していきます。
パンどろぼうのコラボパン屋はどこで買える?過去の催事
「遠方でお店に行けないけれど、公式の再現パンを食べてみたい!」という声に応えるように、これまで都市部を中心に魅力的なタイアップ企画が開催されてきました。どこで買えるのか気になっていた方も多いはずです。
特に大きな話題を呼んだのが、東京・渋谷にあった「ホテル コエ ベーカリー(hotel koe bakery)」とのスペシャルコラボレーションです。パンラボ所長の池田浩明氏が監修に入り、国産小麦を贅沢に使って作中の「ぶどうパン」「しろくまパン」「ぼうしパン」「かめパン」「ちくわパン」などを忠実に再現。店内も「せかいいち おいしい しぶや のパンや」として装飾され、連日即完売となる大盛況ぶりを見せました。
さらに、吉祥寺パルコの「サンデーブランチ」や松屋銀座の「MGカフェ」などでは、作中の名シーンを散りばめた「パンどろぼうカフェ」が期間限定でオープンしました。あの有名な「まずい」の顔をあしらったドリンクや、キャラクタープレートなど、ファン心をくすぐるメニューが完全予約制で提供され、予約席が即日埋まるほどの熱気でした。こうしたコラボ企画は不定期で開催されるため、公式SNSや特設サイトの告知をこまめにチェックしておくとチャンスを逃さずに済みますよ。
パンどろぼうのレシピ本で自宅のパン作りを楽しむコツ
お店に行くだけでなく、「自分で絵本のパンを焼いてみたい!」というご家庭にぴったりなのが、公式から出版されている再現レシピ本です。料理研究家の吉永麻衣子さんと作者の柴田ケイコさんがタッグを組み、本格的ながら驚くほど手軽に作れるレシピが提案されています。
| 書籍名 | 刊行・受賞歴 | 特徴と掲載レシピ |
|---|---|---|
| 『パンどろぼうのせかいいちおいしいパンレシピ』 | KADOKAWA(2022年) 第10回 料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞 |
基本の食パンをはじめ、しろくまパン、かめパン、フランスパンなどを収録。生地を一晩冷蔵庫に置く低温発酵で手軽に作れます。 |
| 『パンどろぼうのせかいいちかんたん子どもとつくるパンレシピ』 | KADOKAWA(2024年) 第12回 料理レシピ本大賞【こどもの本賞】受賞 |
タッパーなどの保存容器を振って生地をまとめる手法を採用。3歳前後の小さなお子さまでも一緒に安全にパン作りが楽しめます。 |
パン作りというと「こねるのが大変」「発酵の温度管理が難しい」というイメージがありますが、これらのレシピ本ではタッパーの中で生地を休ませるなど、忙しいご家庭でも失敗しない工夫が凝らされています。休日の朝にお子さんと一緒に「いとしのパン」を手作りしてみるのも、かけがえのない素敵な思い出になりますね。
全国を巡回するパンどろぼう展の見どころと体験スポット
絵本の世界観を全身で体感できる大規模な展覧会「パンどろぼう展」が、全国各地の会場を巡回して大きな反響を呼んでいます。東京の松屋銀座を皮切りに、阪神梅田本店、福岡、名古屋、横浜赤レンガ倉庫など、主要都市を精力的に巡回しています。
展覧会の最大の見どころは、これまでのシリーズ全作品・全ページの原画や、ここでしか見られない貴重な初期ラフスケッチ、細かなキャラクター設定資料の展示です。柴田ケイコさんの繊細かつ力強い筆づかいを間近で鑑賞できるのは、ファンにとってたまらない体験と言えます。
さらに会場内には、実物大スケールで精巧に再現された「せかいいちおいしいもりのパンや」のレジカウンターや、作中に登場する移動販売車「ほっかほっカー」に乗り込める体験型フォトスポットが設置されています。絵本の中に入り込んだような写真を撮影できるため、家族連れやカップルで賑わっています。限定グッズの販売も充実しているので、お近くの都市に巡回してきた際はぜひ足を運んでみてください。
NHKでのテレビアニメ化決定と豪華声優陣の最新情報
紙面を飛び出したパンどろぼうが、いよいよ動くアニメーションとしてお茶の間に登場します。NHK Eテレにてテレビアニメシリーズ『パンどろぼう』の全国放送が決定し、各方面で大きな話題を呼んでいます。
アニメーション制作を手掛けるのは、『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』など国民的アニメを多数生み出してきた「シンエイ動画」。監督には数々の名作を世に送り出してきた京極尚彦氏が就任し、原作の持つ温かみとユーモアをそのままに、生き生きとした映像世界を構築しています。
豪華キャスト陣の一覧
- パンどろぼう役:朝井彩加さん
- パンやのおじさん役:諏訪部順一さん
- にせパンどろぼう役:豊崎愛生さん
- なぞのフランスパン役:種﨑敦美さん
- ナレーション:花澤香菜さん
パンどろぼうの愛嬌たっぷりな動きや、パンやのおじさんとのクスッと笑える掛け合いが実力派声優陣の声でどのように命を吹き込まれるのか、期待が高まりますね。最新の放送日時や配信プラットフォームの詳細は、NHKやアニメ公式サイトの発表をあわせてご確認ください。
パンどろぼうのモデルのパン屋はどこか真相まとめ
大ヒット絵本『パンどろぼう』に登場するパン屋のモデルについて、真相と関連情報を詳しくお届けしてきました。作中の「せかいいちおいしい もりのパンや」自体は架空の場所ですが、作者の柴田ケイコさんが丹念に取材を重ね、パンのモチーフや厨房の空気感を生み出す原点となった実在のパン屋は、高知県香美市にある「chimney(ちむにィ)」です。
店頭に並ぶリボン付きのぼうしパンや動物パンは、絵本の世界そのもの。現地へ行ける方は、ぜひ事前の電話予約を活用しながら、高知の美味しい聖地巡礼ドライブを楽しんでみてください。また、遠方の方も公式レシピ本を活用したおうちでのパン作りや、全国巡回展、そしてテレビアニメの放送を通じて、作品の温かい魅力に触れることができます。
なお、店舗の営業日時や催事の開催スケジュール、メニューの取り扱いなどは季節や状況によって変動する場合があります。お出かけの際は必ず公式サイトや店舗の公式案内をご確認のうえ、素敵なパンどろぼうの世界を満喫してくださいね。
